ヒステリーなモンスター妻の特徴と対処法

ヒステリー妻の特徴には

  • わがままで自己中心的
  • 見栄っ張りで世間体を気にする
  • 感情の波が激しい
  • 自分を制御できなくなることがある
  • 自分は干渉されるのが嫌いな気分屋
  • 人と比べたがる
などがあります。

交際しているときは、よく笑う穏やかな性格だった女性が、結婚や出産を機に性格がすっかり変わってしまうことがあります。もしくは、昔からヒステリックだったのに、結婚するまではなりを潜めていただけかもしれません。ヒステリー妻は、一緒に暮らす家族にとっては深刻な悩みですが、ヒステリーの原因によって対策が変わってきます。

わがままで自己中心的。八つ当たりをするヒステリー妻

ヒステリー

ヒステリー妻は自己中心的な性格が多いです。自分の気分を優先し、やりたいと思ったことがあれば、周囲の都合にはお構いなしにそれを貫きます。夫はそれに振り回されてしまいます。夫が自分の思いとおりに動かなければ、イライラし始めます。

仕事を持っているヒステリー妻は、職場ではそうしたワガママが通用しないことはよく知っています。それだけに、家に帰ると、ため込んでいたワガママが一気に噴き出します。仕事で疲れていたり、嫌なことがあった後などは、夫が八つ当たりのターゲットになります。

家事を夫に押し付けてしまうヒステリー妻もいますが、夫がそれに対応できなければ、フラストレーションをため込みます。

「家事は女性がするもの」という古い価値観を持っている亭主関白的で攻撃的な夫であれば、妻のフラストレーションの矛先が子どもや他の人へと向いてしまいます。

世間体を気にする、見栄っ張りなヒステリー妻がストレス

ヒステリーな妻

ヒステリー妻の大きな特徴は、とにかく世間体を気にすることです。ほかの家庭と自分の家庭を比べて、人より上にいきたいと考えています。身の丈に合う生活には満足せず、上昇志向を持ち続けますが、願望がかなわないと、イライラします。

プライドが高く、自分が人よりも上にいきたいと考えるだけでなく、夫に対しても、そうあるように望みます。<社会的立場や年収など、人よりも上であることを望みます。夫が、その期待に応えられないとなると、子どもに関心が向きます。

子どもの教育にも熱心で、高い成果を望みます。他の子どもと比べたり、無理な目標を押し付けます。子どもが期待に応えられないと、四六時中、子どもを監視し、怒鳴り続けているので、家族はうんざりです。

感情の波が激しい暴言のヒステリー妻に「もう限界」

順調にいっている時と、そうでない時の差が激しいのも特徴と言えるでしょう。気に入らないことがあったり、少しうまくいかないことがあると、感情を抑えきれず吐き出します。家族はその度に八つ当たりを受けるようなかたちになり、疲れてしまいます。

うまくいかない時に落ち込んだりイライラしたりするのは、人間として当たり前の感情ではありますが、ヒステリー妻は、ちょっとしたことでそのスイッチが入るので、浮いたり沈んだりが激しい傾向にあります。

そして一度火がつくと周りはもちろん、自分でも制御ができなくなることがあります。どうしようもなくなった感情を発散しまくり、相手がどう思うかなどは関係なく攻撃するなど、自分の気持ちを晴らすためにぶちまけます。

そのあと反省するならばまだ良いのですが、その言動を人のせいにしたり、自分を正当化し始めまたら、家族にとっては大変なストレスです。それが日常化すると、限界を感じるようになるでしょう。

気分屋な性格のヒステリー妻は、自分が干渉されるのを嫌う

その一方で、気分屋のヒステリー妻は、機嫌がいい時は、何の前触れもなく、凝った料理などを作り出すこともあります。それに対し、気の利いたコメントをしなければ、気分を害し、攻撃を始めることもあるので要注意です。

家事は気分次第なので、掃除、洗濯などは普段は関心がないのにもかかわらず、気が向くと、部屋の掃除に熱心になります。それは、物の置く場所や、収納を自分の思のままにしたいという欲求が強く、突然「断捨離」を始めたりします。自分に関係のないものは、所有者に何の確認もせずに、勝手に捨ててしまったりします。それに対し、何かを言うと、また逆ギレです。

ヒステリー妻は夫への関心が低く、自分に関することには熱心です。だからといって、夫を自由にするのではなく、支配しがちです。行動を把握し、自分の都合で振り回します。反対に、家族から自分の行動を干渉されることを嫌がります。

子供の成績などを比べたがるヒステリックな母親

見栄っ張りな性格なので、すぐに周りと比較したがり、自分が優位に立つことを好みます。夫の年収や仕事の種類、どんな仕事をしているかや、会社での地位などを、別の家庭と比べて気に入らない場合は、嫌味を言ったり、ひどい時は罵倒したりします。

また、よその子供と自分の子供を比べて、「あの子はすごいらしい」「あの子はあの学校に合格したのよ」「あなたももっと頑張らないと」など、プレッシャーを与えます。子供の選択する猶予を与えず、自分の思いのままにしようとする傾向もあります。

ヒステリーな妻の対処法

付き合っているときは、穏やかだった妻が、ある時期を過ぎてヒステリーを起こすようになるケースもあります。女性は結婚や出産をきっかけにヒステリックになってしまうこともあるようです。

ヒステリーの原因が夫にある場合

この場合、妻がヒステリーになった原因を探れば、妻のヒステリーが改善される可能性があります。それには、夫自身が自分の行動を振り返ってみることが、妻がヒステリーになった原因を突き止める近道です。

典型的な原因は、家事や育児のストレスです。結婚して子どもが生まれると、家事や育児の負担が増し、自分の時間が持てなくなり、ストレスがたまってしまいます。夫が家事や育児をサポートしないタイプであれば、妻がフラストレーションをため込み、イライラしていても不思議ではありません。

夫が理解を示すことで沈静化するかも

妻がそうした不満を抱えているにもかかわらず、夫が仕事を理由に気が付かないふりをしていたり、または、本当に気が付かずに無神経な言動をすると、たまりにたまった妻の不満に火が付き、ヒステリーという形で爆発します。

この場合は、夫が自分自身の行動を反省し、できることから家事や育児に参加をしたり、妻が自由な時間をつくるためのサポートをすることで、ヒステリーが沈静化する可能性も期待できます。

妻がヒステリーな性格を隠していた場合

ヒステリーを隠す

一方、妻がもともとヒステリーの癖を持っていて、結婚するまでは表に出さないようにしていた場合は厄介です。結婚をきっかけに、自分を良く見せようとする必要がなくなり、我慢するのをやめ、本来のワガママを発揮しているのだとしたら、解決方法はそんなに多くはありません。

妻のヒステリーやモンスターぶりがあまりにもひどい場合、周りの家族の心身の健康にも影響します。もし、妻のヒステリーがエスカレートして、歯止めが利かなくなっているなら、夫婦カウンセリングを利用を促し、妻が抱えている心の問題を突き止めなければなりません。

これは大変困難なことで、ハードルは高いと言えます。妻自身が自分が抱えている問題に向き合わなければならないからです。ヒステリーに対し、周囲が我慢しているだけの場合、妻にはカウンセリングを受ける動機もないので、夫婦カウンセリングを受ける環境づくりも大変難しいと言えます。

妻のヒステリーは、被害が見えにくい逆DVの可能性あり

ヒステリーを起こす妻は、感情の波が大きいのが特徴です。一緒に暮らす夫にとっては、いったんヒステリーを起こすと、手が付けられません。夫が口ごたえすると、過剰に反応し、火に油を注ぎます。コミュニケーションは一方通行となり、話し合いも難しくなります。

ヒステリーを起こしてしまうと、自分を制御することができなくなり、暴走し始めます。理性を失った状態なので、夫に八つ当たりし、暴言が止まりません。それでも、感情が収まらない場合は、暴力に走ります。

こうした妻からのドメスティックバイオレンス(DV)は、「逆DV」とも呼ばれ、被害にあう夫は意外と多いとみられています。しかし、「恥ずかしい」「信じてもらえない」などの理由で悩みを訴える夫も少ないので、被害の状況が見えにくくなっているのも特徴です。

対処不可能!?ヒステリーな妻と離婚したいと思ったら

対策を講じたにもかかわらず、妻のヒステリーが一向に改善できなかった場合、離婚と言う選択肢も視野に入ってくるでしょう。しかし、法的には、妻のヒステリーだけを理由に離婚することは難しいと言えます。

精神疾患を理由に離婚が認められるケースはあります。しかし、ヒステリーが離婚理由に当たるほどの強度の精神疾患として認められる可能性は低いと言えます。このため、婚姻生活を続け難い重大な事由があることを地道に示していくことになります。

このため、妻のヒステリーによる被害を証拠として収集しておくことが重要になります。

暴言があった場合は録画・録音、メモなどの形で残しておくべきでしょう。暴力があった場合も同じで、暴力を受けた証拠を診断書として残しておくと効果的です。

妻のヒステリーがひどすぎて、夫が精神疾患にかかった場合、婚姻生活を続け難い重大な事由とし認められる可能性はあります。しかし、自分の体調が崩れてしまうと、離婚交渉やその後の生活も泥沼になってしまうリスクもあります。心身ともに、離婚交渉に耐えうる状態のうちに、決断するほうが賢明といえます。

まとめ

ヒステリー妻、6つの特徴

  • わがままで自己中心的
  • 見栄っ張りで世間体を気にする
  • 感情の波が激しい
  • 自分を制御できなくなることがある
  • 自分は干渉されるのが嫌いな気分屋
  • 人と比べたがる

ヒステリー妻の顔色を伺い、ヒステリーが爆発するのを怯えて生活するのは、耐えがたい日々です。子どもの健全な育成にも悪影響を与えかねません。安らぎを求めていたはず家庭が、苦痛に耐える場になってしまうと、心身ともに疲れ切ってしまいます。

まずは、妻がヒステリーを起こす原因を突き止めます。それが、夫自身にある場合も多いので、その時は夫婦で話し合い、解決方法を探すことができます。しかし、妻自身の心の中に問題がある場合は、夫婦で話し合って解決するには限界があるかもしれません。

カウンセラーなどの第三者を交えて、妻がヒステリーを起こす原因を探す必要があるでしょう。万策が尽きた場合は、離婚へ向けて、証拠集めなどの準備を始めることも考えなくてはいけません。